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Focusrite Scarlett 2i2 4th Gen レビュー|初心者におすすめな理由を徹底解説

Focusrite Scarlett 2i2 4th Gen レビュー|初心者におすすめな理由を徹底解説
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DTMをこれから始めようとしているとき、最初の大きな壁になるのが「オーディオインターフェース(パソコンとマイク・楽器をつなぐ機器)選び」です。種類が多すぎて、何を買えばいいかわからない……そんな方に向けて、今回はFocusrite Scarlett 2i2 4th Gen(第4世代)を中心に、その特徴・スペック・競合製品との比較を徹底的に解説します。

「世界で最も売れているオーディオインターフェース」とも称されるScarlettシリーズの最新世代が、初心者にとってどれほど頼もしい存在なのか、具体的に見ていきましょう。


目次

Focusriteとは?Scarlettシリーズの基礎知識

伝説のエンジニアが創ったブランド

Focusriteは1985年、プロオーディオ界の伝説的な設計者ルパート・ニーヴ氏によって設立されたイギリスの音響機器メーカーです。スタジオ用のマイクプリアンプ「ISAシリーズ」など、プロ向けの高品位な機器で長年の実績を持つ名門ブランドです。

その技術力を一般ユーザーにも届けるべく生まれたのが、鮮やかな赤い筐体が特徴的なScarlettシリーズ。エントリーモデルでありながら世界中のクリエイターに使われ続け、現在は第4世代へと進化しています。

第4世代で何が変わった?

第3世代から第4世代への主な進化ポイントは以下のとおりです。

  • AIR機能が2モードに拡張(後述)
  • オートゲイン機能の追加(ゲイン設定を自動化)
  • クリップセーフ機能の追加(音割れを自動防止)
  • フラッグシップ機「RedNet」譲りのコンバーターを搭載
  • LEDデザインのリニューアル(視認性・デザイン性がアップ)

単なるマイナーアップデートではなく、初心者を強力にサポートする機能が多数追加されています。

ポイント

「コンバーター」とは、アナログ音声とデジタルデータを相互変換する部品のこと。コンバーターの品質が音質に直結します。Scarlett 2i2 4th Genには、Focusriteの上位ブランド「RedNet」と同等のコンバーターが採用されています。


Scarlett 2i2 4th Genの主な特徴と機能

オートゲインとクリップセーフ機能:初心者の最大の悩みを解消

DTM初心者がよく失敗するのが「録音レベルの設定ミス」です。音量が小さすぎてスカスカな録音になったり、逆に大きすぎて「クリッピング(音割れ)」が起きたりします。

Scarlett 2i2 4th Genはこの問題を2つの機能で解決しています。

  • オートゲイン:フロントパネルの「Auto」ボタンを押して10秒間演奏するだけで、適切な録音ゲイン(音量)を自動で設定してくれる機能。2チャンネル同時に設定することも可能。
  • クリップセーフ:「Safe」ボタンを押しておくと、入力音量が大きくなりすぎて音割れしそうなときに、自動でゲインを下げて録音を守ってくれる機能。

これら2つのおかげで、「ゲインって何?どのくらいにすればいいの?」という初心者の不安を大幅に取り除いてくれます。

AIRモード2種類:録音に”艶”と”パンチ”をプラス

「AIRモード」は、Focusriteの高級スタジオコンソール「ISA」のサウンドキャラクターを再現する機能です。第4世代では以下の2モードが選べるようになりました。

AIRモード 効果
Air Presence 中音域にハリが出て、音が太くファットになる
Air Presence & Harmonic Drive さらにエッジが加わり、抜けのいいサウンドになる

ギター・ボーカル・ポッドキャストなど、幅広い用途で録音に個性をプラスできます。専用ソフト「Focusrite Control 2」からも設定可能です。

優れたスペック:ダイナミックレンジ116dB

公式仕様によると、マイク入力のダイナミックレンジ(録音できる音量の幅)は116dB。これは一般的な録音環境で使えるダイナミックレンジ(100〜110dB程度)を上回る数値で、エントリークラスとしては非常に優秀です。また、最大192kHz/24bitのサンプリングレートに対応しており、ハイレゾ品質での録音・再生も可能です。

ポイント

「ダイナミックレンジ」とは、録音できる最小音量から最大音量までの幅のこと。この数値が大きいほど、小さな音から大きな音まで繊細に録音できます。

接続端子の構成

  • フロントパネル:TRS/TRSコンボジャック×2(ライン入力・Hi-Z入力に対応)
  • リアパネル:XLR入力×2(マイク専用)、TRSバランス出力×2
  • ヘッドホン出力:フロントパネルに1系統
  • USB-C:PCへの接続&バスパワー(外部電源不要)
注意

マイクを接続する際は、必ずリア(背面)のXLR端子に挿してください。フロント端子にラインやHi-Z入力が接続されているとそちらが優先されます。

ループバック&ダイレクトモニタリング

  • ループバック機能:PCで再生中の音声をDAWに取り込める。ゲーム実況・配信・ポッドキャストにも便利。
  • ダイレクトモニタリング:入力した音をDAWを経由せずリアルタイムで聴ける機能。「レイテンシー(音の遅延)」ゼロでモニタリングできるため、歌いながら自分の声をリアルタイムで確認できます。

競合製品との比較表

Scarlett 2i2 4th Genを選ぶ前に、同価格帯の代表的な競合製品と比べてみましょう。

製品名 入出力数 ダイナミックレンジ(マイク) 最大サンプルレート 主な特徴 実勢価格の目安
Focusrite Scarlett 2i2 4th Gen 2in/2out 116dB 192kHz/24bit オートゲイン・クリップセーフ・AIR 2モード 約28,000〜30,000円
PreSonus AudioBox USB 96 2in/2out 105dB 96kHz/24bit Studio One同梱・シンプル設計 約12,000〜15,000円
YAMAHA AG03MK2 3in/2out 非公表 96kHz/24bit 配信向け・内蔵エフェクト充実 約18,000〜22,000円
Steinberg UR22C 2in/2out 110dB 192kHz/24bit Cubase AI同梱・USB-C対応 約19,000〜22,000円
M-AUDIO Air 192 4 2in/2out 108dB 192kHz/24bit コスパ重視・軽量

※価格は参考情報および一般的な実勢価格をもとにした目安です。最新価格は各販売サイトでご確認ください。

メリット

ダイナミックレンジ116dBはこの価格帯でトップクラスの数値

オートゲイン・クリップセーフは他の競合製品にはない独自機能

無料で使えるDAW・プラグインのバンドルが充実

世界中で実績のある信頼性の高いブランド

デメリット

競合の一部製品よりも価格が高め

マイク入力はリア(背面)のみのため、フロントから接続できない

MIDI端子は非搭載(MIDIキーボードはUSBで別途接続が必要)


付属ソフトウェア(バンドル)の内容

Scarlett 2i2 4th Genには、購入すると無料で使えるソフトウェア群「Focusrite Creative Pack」が付属します。これだけで十分に音楽制作を始められる充実した内容です(公式サイト記載の情報に基づく)。

  • Ableton Live Lite:世界的に人気のDAWソフト(ライト版)
  • Pro Tools Intro:業界標準DAW(入門版)
  • Focusrite Control 2:専用ミキサー・設定ソフト
  • Antares Auto-Tune Unlimited(3か月):ピッチ補正プラグインの定番
  • Splice スターターパック:サンプル音源・プリセット

ハードウェアを買うだけで、すぐに制作を始められる環境が整うのは大きな魅力です。


こんな人にScarlett 2i2 4th Genがおすすめ

DTMをこれから始める完全初心者

オートゲインとクリップセーフのおかげで、「録音設定が難しい」という初心者の最大のハードルをほぼ取り除いてくれます。付属DAWもあるので、機器を買ってすぐに音楽制作を始められます。

ボーカルやギターを宅録したい人

マイクプリアンプのゲインは最大+69dBで、コンデンサーマイクからダイナミックマイクまで幅広く対応。AIRモードを使えば録音に艶やパンチを加えることも可能です。Hi-Z入力(ギター・ベースを直接つなげる端子)も2系統あり、楽器録音にも対応しています。

配信やポッドキャストを高音質にしたい人

ループバック機能やダイレクトモニタリング機能を活用すれば、ゲーム実況・生配信・ポッドキャスト収録でも力を発揮します。スマホやタブレットへの給電に対応するUSBポートも搭載されているため、モバイル環境での利用も可能です。


価格と購入先

参考情報によると、2026年5月時点のAmazonでの実勢価格は28,600円前後とのことです(価格は変動しますので、購入時は必ず最新価格をご確認ください)。

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サウンドハウスなどの音楽機材専門店でも取り扱いがあり、価格差が出る場合もあるので複数の販売店を比較してみると良いでしょう。


実際に使う前に確認しておきたいこと

必要なものを揃えよう

Scarlett 2i2だけ買っても、マイクやケーブルがなければ録音できません。用途に合わせて以下も確認しておきましょう。

用途 必要なもの
ボーカル録音 コンデンサーマイク(XLRケーブル付き)、ポップフィルター
ギター・ベース録音 TRS/TSケーブル(シールド)
モニタリング モニターヘッドホン または モニタースピーカー
DAW操作 MIDIキーボード(USB接続で別途購入)

おすすめのモニターヘッドホンとして、定番のSONY MDR-7506Audio-Technica ATH-M50xなども合わせてチェックしてみてください。

ドライバーのインストールは不要(Mac/Windows対応)

Scarlett 2i2 4th GenはUSBバスパワー(PCからの電源供給)で動作し、MacとWindowsどちらでも追加ドライバーなしで動作します(クラスコンプライアント対応)。ただし、専用ソフト「Focusrite Control 2」をインストールすると、AIRモードなどの詳細設定が行えます。


まとめ

この記事のまとめ
  • Focusrite Scarlett 2i2 4th Genは「世界で最も売れているオーディオインターフェース」の最新世代
  • フラッグシップ機「RedNet」譲りのコンバーターを搭載し、ダイナミックレンジ116dBを実現
  • オートゲイン・クリップセーフ機能で、初心者でも録音レベル設定に失敗しにくい
  • AIRモードが2種類(Air Presence / Air Presence & Harmonic Drive)に進化
  • Ableton Live Lite・Pro Tools Introなど充実したバンドルソフトが付属
  • 配信・ポッドキャスト・宅録と用途が幅広く、長く使い続けられる一台
  • 実勢価格は約28,000〜30,000円(2026年6月時点。最新価格はAmazonでご確認ください)

DTM初心者にとって、最初のオーディオインターフェース選びは「その後の音楽制作体験の質」を大きく左右します。Scarlett 2i2 4th Genは、エントリー機でありながら上位モデルに迫る音質性能と、初心者を強力にサポートする独自機能を両立した、非常にバランスの優れた製品です。

「何を買えばいいかわからない」という方は、まずScarlett 2i2 4th Genを候補の筆頭に置いてみてください。

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参考・出典

本記事は、上記の公開情報をもとに作成しています。価格・仕様は変動するため、購入前に各公式サイト・販売店で最新情報をご確認ください。

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この記事を書いた人

DTM歴1年、趣味でピアノとDTMをやってます!主に作っているのはポップスとR&B。使用環境はDAWがFender Studio Pro8、オーディオインターフェースにMOTU M4、モニタースピーカーがYAMAHA HS3、ヘッドホンはYAMAHA HPH-MT8、MIDIキーボードはArturia MiniLab 3です。自分が初心者として実際に使ってきた機材やソフトを、これからDTMを始める人の目線でわかりやすく紹介していきます!

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