「DTMを始めたいけど、何を買えばいいの?」と迷っていませんか?
音楽制作を始めるうえで、オーディオインターフェースは最初に揃えるべき重要な機材のひとつです。でも種類が多すぎて、どれを選べばいいか本当に迷いますよね。
この記事では、2万円以下で買えるオーディオインターフェースを5製品ピックアップして徹底比較します。初心者でも失敗しない選び方のポイントも丁寧に解説するので、ぜひ最後まで読んでみてください。
そもそもオーディオインターフェースって何?
DTMに必要な「音の入り口・出口」
オーディオインターフェースとは、マイクや楽器とパソコンをつなぐ変換装置のことです。
たとえばギターやマイクから出るアナログの音を、パソコンが理解できるデジタルのデータに変換してくれます。逆に、DAW(音楽制作ソフト)で作った音を、スピーカーやヘッドホンに出力する役割も担っています。
パソコン内蔵のサウンドカードでも音は出せますが、ノイズが多かったり音質が低かったりするため、本格的な音楽制作には向きません。
オーディオインターフェースを使うと「録音品質の向上」「レイテンシー(音の遅延)の低減」「ヘッドホンやスピーカーへの安定した出力」の3つのメリットが得られます。DTMには必須の機材です。
レイテンシーって何?なぜ重要?
レイテンシー(Latency)とは、音を入力してから実際に聴こえるまでの「遅延時間」のことです。
たとえばギターを弾いてから音が出るまでに100ms(0.1秒)の遅れがあると、演奏しながらリアルタイムでモニタリング(自分の音を聴くこと)するのがとても難しくなります。オーディオインターフェースは、このレイテンシーを限りなくゼロに近づける「ダイレクトモニタリング機能」を備えているものが多く、快適な録音環境を作れます。
2万円以下おすすめオーディオインターフェース5選
それでは、2026年現在の市場で人気が高い5製品を紹介します。
1. Focusrite Scarlett Solo(第4世代)
初心者に最も定番の1台
Focusrite Scarlett Solo は、世界中のDTM初心者から絶大な支持を集める定番モデルです。マイク入力×1、楽器入力×1のシンプルな2入力構成で、「とりあえず1本マイクで録りたい」「ギター・ベースを録りたい」という初心者にぴったりです。
- 入力: XLRマイク×1、Hi-Zインスト×1
- 出力: ラインアウト×2、ヘッドホン×1
- サンプリングレート: 最大192kHz/24bit
- 接続: USB-C
- 付属DAW: Ableton Live Lite、Pro Tools Artist(3か月無料)ほか
AIR機能(高域の空気感を演出するプリアンプ)搭載
付属ソフトが充実しており、すぐにDTMを始められる
同時録音は1系統のみ(2人同時録音には不向き)
2. SSL 2
音質重視の初心者に
SSL 2 は、プロ御用達の名門メーカー「SSL(Solid State Logic)」が手がけたエントリーモデル。2入力2出力で、マイクプリアンプの音質はこの価格帯でトップクラスと評価されています。
- 入力: コンボジャック×2(XLR/TRS)
- 出力: ラインアウト×2、ヘッドホン×1
- サンプリングレート: 最大192kHz/24bit
- 接続: USB-C
- 付属DAW: Ableton Live Lite、SSL Native Plug-ins
SSL伝統の「Legacy 4K」スイッチでプロ機材のサウンドキャラクターを付加できる
2系統同時録音対応
一部のMIDI機能はなし
3. MOTU M2
視認性抜群のメーター付き
MOTU M2 は、アメリカの老舗メーカーMOTUが送り出すエントリーモデル。見やすいフルカラーLCDメーター(音量レベルを視覚的に確認できる表示)が特徴で、入力レベルの調整がしやすいのが初心者に嬉しいポイントです。
- 入力: コンボジャック×2(XLR/TRS)
- 出力: ラインアウト×2、ヘッドホン×1
- サンプリングレート: 最大192kHz/24bit
- 接続: USB-C
- 付属DAW: なし(別途用意が必要)
フルカラーLCDメーターで音量管理がしやすい
ドライバーレス(専用ドライバーのインストール不要)で接続が簡単
付属ソフトが少ないため別途DAWの購入が必要な場合がある
4. PreSonus AudioBox USB 96
コスパ重視の入門機
PreSonus AudioBox USB 96 は、1万円台前半で購入できるコストパフォーマンス抜群のモデルです。付属のDAW「Studio One Artist」は非常に高機能で、これだけで本格的な音楽制作を始められます。
- 入力: コンボジャック×2(XLR/TRS)
- 出力: ラインアウト×2、ヘッドホン×1
- サンプリングレート: 最大96kHz/24bit
- 接続: USB
- 付属DAW: Studio One Artist
価格が安く、初めての1台として手が出しやすい
高機能なStudio One Artistが付属
最大サンプリングレートが96kHzどまり(他社の192kHzより低め)
USB-AケーブルでUSB-Cよりやや旧世代
5. Steinberg UR22C
Cubaseユーザーに最適
Steinberg UR22C は、世界的な人気DAW「Cubase(キューベース)」を開発するSteinberg(スタインバーグ)のオーディオインターフェースです。Cubase AIが付属しており、同じメーカーの製品なので相性も抜群です。
- 入力: コンボジャック×2(XLR/TRS)
- 出力: ラインアウト×2、ヘッドホン×1
- サンプリングレート: 最大192kHz/32bit float
- 接続: USB-C(USB 3.0)
- 付属DAW: Cubase AI、Cubasis LE(iOS対応)
32bitフロート録音対応(音割れしにくい高品質録音が可能)
iOS対応でiPadやiPhoneでも使える
付属CubaseはAI(機能制限版)のため、フルバージョンは別途購入が必要
5製品スペック比較表
以下の表で一目で違いを確認してみてください。
| 製品名 | 入力数 | 最大サンプリングレート | 接続 | 付属DAW | 実売価格(目安) |
|---|---|---|---|---|---|
| Scarlett Solo 第4世代 | 2(XLR×1、Hi-Z×1) | 192kHz/24bit | USB-C | Ableton Live Lite ほか | 約14,000円前後 |
| SSL 2 | 2(コンボ×2) | 192kHz/24bit | USB-C | Ableton Live Lite ほか | 約17,000円前後 |
| MOTU M2 | 2(コンボ×2) | 192kHz/24bit | USB-C | なし | 約18,000円前後 |
| AudioBox USB 96 | 2(コンボ×2) | 96kHz/24bit | USB-A | Studio One Artist | 約12,000円前後 |
| Steinberg UR22C | 2(コンボ×2) | 192kHz/32bit | USB-C | Cubase AI ほか | 約19,000円前後 |
※価格は2026年6月時点の参考価格です。変動する場合があるため、最新価格はAmazonの商品ページをご確認ください。
記載の価格はあくまでも目安です。時期やセールによって変動します。購入前には必ずAmazonや楽器店の公式サイトで最新価格をご確認ください。
失敗しない!選び方のポイント5つ
ポイント①:入力数は「何を録音したいか」で決める
一番最初に考えるべきは「何を録音するか」です。
- ボーカル1人・ギター1本だけ録りたい → 入力1〜2系統で十分
- バンドで一発録りしたい・複数の楽器を同時録音したい → 4入力以上のモデルが必要(今回の比較対象外)
DTM初心者の多くは「歌ってみた」や「弾いてみた」から始めるため、2入力モデルで十分なケースがほとんどです。
ポイント②:付属DAWで出費を抑えよう
DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)とは、音楽を作るためのソフトのことです。単体で購入すると数万円かかることも多いですが、オーディオインターフェースにバンドル(付属品として同梱)されているものを選べば、追加費用ゼロで始められます。
- Ableton Live Liteが欲しい → Scarlett Solo or SSL 2
- Studio Oneが欲しい → AudioBox USB 96
- Cubaseが欲しい → Steinberg UR22C
「どのDAWを使いたいか」で本体を選ぶのも賢い方法です。付属のLite版・AI版でDTMに慣れてから、気に入ればフルバージョンにアップグレードするのがおすすめです。
ポイント③:接続端子(USB-C or USB-A)を確認する
最近のモデルはUSB-Cが主流になっています。お手持ちのパソコンにUSB-Cポートがあるか確認しましょう。USB-AしかないPCを使っている場合は、変換アダプターを使うか、USB-A接続対応のモデルを選ぶのが安心です。
ポイント④:サンプリングレートは96kHzで十分
サンプリングレートとは「音の細かさ(解像度)」のこと。高いほど高音質ですが、DTM初心者の段階では44.1kHz〜96kHzで十分実用的です。192kHz対応モデルを選んでおけば将来的にも安心ですが、音質の差は初心者の段階では気にならないことがほとんどです。
ポイント⑤:ダイレクトモニタリング機能は必須
前述のレイテンシー対策として、ダイレクトモニタリング機能(入力音をPCを通さず直接ヘッドホンに送る機能)は必ず確認しましょう。今回紹介した5製品はすべて対応しているので安心してください。
タイプ別おすすめ診断
「とにかく安く始めたい」初心者には
PreSonus AudioBox USB 96 が最適です。1万円台前半で購入でき、高機能なStudio One Artistも付属。まず試してみたいという方に向いています。
「ブランド品で長く使いたい」初心者には
Focusrite Scarlett Solo 第4世代 が鉄板です。世界で最も売れているオーディオインターフェースで、ネット上の解説記事や動画も豊富。困ったときに情報を探しやすい点も初心者向けです。
「音質にこだわりたい」初心者には
SSL 2 または Steinberg UR22C がおすすめ。特にUR22Cは32bitフロート録音対応で、音量設定のミス(クリッピング=音割れ)が起きにくく初心者でも扱いやすいです。
迷ったらFocusrite Scarlett Solo 第4世代を選べば間違いなし!世界中のDTM初心者に支持される定番モデルで、情報量の多さ・音質・付属ソフトのバランスが最も優れています。
購入前に注意すること
ファンタム電源(+48V)対応か確認しよう
コンデンサーマイク(感度が高く、ボーカル録音などに使われるマイク)を使う場合は、ファンタム電源(+48V)と呼ばれる電源供給機能が必要です。今回紹介した5製品はすべてファンタム電源対応ですが、超激安モデルには非対応のものもあるので注意しましょう。
ドライバーのインストールが必要な場合がある
WindowsとMacでドライバー(機器を動かすためのソフトウェア)の対応状況が異なることがあります。特にWindowsユーザーは公式サイトでASIO(エイジオ)ドライバー対応かどうかを確認しておきましょう。ASIOドライバーは低レイテンシーを実現するためのWindowsの仕組みです。
「ドライバーレス」と記載されているモデル(MOTU M2など)はUSBオーディオクラスに対応しており、ドライバーのインストールなしにすぐ使えます。初心者には手軽でおすすめですが、最新のOSへの対応状況は必ず公式サイトでご確認ください。
Amazonで最新価格をチェック
今すぐAmazonで価格を比較してみよう!
まとめ
- オーディオインターフェースはDTMに必須の「音の変換装置」で、音質向上とレイテンシー低減に役立つ
- 2万円以下でも十分高品質なモデルが揃っており、初心者は必ずしも高額モデルを買う必要はない
- 迷ったらFocusrite Scarlett Solo 第4世代が最もバランスが良くおすすめ
- コスパ重視ならPreSonus AudioBox USB 96(1万円台前半〜)
- 音質重視ならSSL 2またはSteinberg UR22C
- 選ぶ際は「入力数」「付属DAW」「接続端子」「ファンタム電源対応」を確認する
- 購入後はドライバーのインストール手順を公式サイトで確認しよう
オーディオインターフェースさえ揃えれば、あとはパソコンと付属のDAWだけですぐにDTMをスタートできます。今回紹介した5製品はどれも定評があり、初心者が最初の1台として選んで後悔することはほぼありません。
ぜひこの記事を参考に、自分にぴったりの1台を見つけて、音楽制作の世界に踏み出してみてください!
Amazonで最新価格をチェックする → オーディオインターフェース 比較はこちら

コメント