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SHURE SM4-K-KIT-J レビュー|初心者が宅録コンデンサーマイクを選ぶなら比較して決めよう

SHURE SM4-K-KIT-J レビュー|初心者が宅録コンデンサーマイクを選ぶなら比較して決めよう
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「コンデンサーマイクって何を選べばいいの?」——DTMをはじめようとすると、真っ先にぶつかる壁のひとつがマイク選びです。2024年にSHUREから登場したSM4は、宅録(自宅レコーディング)を想定して設計されたラージダイアフラム・コンデンサーマイク。その完全セットモデルSM4-K-KIT-Jは、ショックマウント・ポップフィルター・キャリングケースがすべて揃った状態で購入できるため、「何を一緒に買えばいいかわからない」という初心者にも人気が高まっています。

この記事では、SM4-K-KIT-Jの特徴と、よく比較される定番モデルとの違いを丁寧に解説します。読み終わったときに「自分にはどのマイクが合っているか」が具体的にわかるよう構成しましたので、ぜひ最後までご覧ください。


目次

SHURE SM4-K-KIT-Jとは?まず基本を押さえよう

SM4というマイクの立ち位置

SHUREといえば、ライブの現場で世界中のミュージシャンが使うSM58(ボーカルマイク)や、楽器収音の定番SM57、さらにはYouTuberや配信者に大人気のSM7シリーズで知られる、アメリカの老舗マイクブランドです。

SM4はそのSMシリーズに新しく加わったホームレコーディング専用設計のコンデンサーマイク。これまでのSMシリーズが培ってきた「余分なノイズを拾いにくい指向性」「丸みがあるのにクリアな音質」「高い耐久性」を、自宅録音向けにアップデートしたモデルと位置づけられています。

SM4-K-KIT-Jに含まれるもの

SM4には単体+クランプマウントのみのSM4-K-Jと、アクセサリーフルセットのSM4-K-KIT-Jの2種類があります。

SM4-K-KIT-Jに含まれるのは以下のとおりです:

  • マイク本体(SM4)
  • サスペンション・ショックマウント(マイクに伝わる振動を吸収する台座)
  • マグネット式ポップフィルター(「パ行・バ行」などの息の音を防ぐスクリーン)
  • キャリングケース

島村楽器の情報によると、これらを個別に購入すると割高になるため、最初から揃えたい初心者にはKIT-Jが推奨されています。公式価格(税込)はSM4-K-KIT-Jが¥49,500(SM4-K-Jは¥36,630)です(2024年8月時点の島村楽器掲載価格。最新価格は公式サイトや各ショッピングサイトでご確認ください)。

SHURE SM4-K-KIT-J


SM4の2大特徴を初心者向けに解説

特徴①:デュアルダイアフラムで音が安定する

ダイアフラム(振動板)とは、声や楽器の音の振動を電気信号に変換するマイクの心臓部のパーツです。同価格帯のコンデンサーマイクでは1枚のダイアフラムを搭載するのが一般的ですが、SM4は1インチの真鍮製ダイアフラムを2枚(デュアル)搭載しています。

これによって得られる主なメリットは「近接効果の抑制」です。

近接効果とは、マイクに口を近づけるほど低音域が強調されてしまう現象のこと。歌の収録中に体が動いたり、マイクとの距離が変わったりすると音のバランスが崩れてしまいます。デュアルダイアフラムを採用することで、この距離変化による音質のブレが抑えられ、一定のサウンドキャラクターで録音できるというわけです。

サンレコの記事では実際に「マイクから音源を遠ざけても近づけても低域の印象は変わらなかった」と報告されており、この仕様がナレーションやボーカル録音で特に役立つと述べられています。

ポイント

デュアルダイアフラムは「2つあるから音質が倍になる」という単純な話ではなく、主に音の安定性に貢献します。初心者が陥りがちな「マイクに近づきすぎてこもった音になる」問題を自然に軽減してくれます。

特徴②:RFノイズ干渉シールドで自宅のノイズ環境に強い

RFノイズとは、Wi-FiルーターやスマートフォンのBluetooth、パソコンなどのワイヤレス機器から出る電磁波干渉によって生じるノイズのことです。録音中に「ジー」「ブー」といった不快なノイズが入った経験がある方もいるかもしれません。

SM4には特許出願中のRFノイズ干渉シールドが搭載されており、これらのノイズの混入を防ぐ設計になっています。ルーターやスマートフォンが常にそばにある自宅のレコーディング環境では、このシールド機能は非常に実用的です。

サンレコのレビューでは「電磁波や電波はノイズ対策ができていない自宅ではより発生しやすくなるので、ホームレコーディング用マイクとしてとても心強い仕様」と評価されています。

メリット

Wi-Fi・Bluetoothが飛び交う現代の自宅環境に最適化された設計
デュアルダイアフラムで収録中の音質ブレを軽減
マグネット式ポップフィルターが着脱しやすく実用的
オールメタルのスリムなボディで見た目もスタイリッシュ
KIT-Jなら必要なアクセサリーがすべてセットで揃う

デメリット

単体モデル(SM4-K-J)は約36,000円、KIT-Jは約49,500円と入門機より価格帯は高め
コンデンサーマイクのためファンタム電源(+48V)対応のオーディオインターフェースが別途必要
周辺音も拾いやすいため、防音・吸音環境の整っていない部屋では反響に注意


SM4-K-KIT-J vs 競合マイク 比較表

SM4とよく比較される人気モデルを一覧でチェックしてみましょう。

マイク 実売価格目安 型式 ダイアフラム RFシールド 付属品 おすすめ用途
SHURE SM4-K-KIT-J 約49,500円 コンデンサー 1インチ デュアル あり ショックマウント・ポップフィルター・ケース ボーカル・ナレーション・楽器
SHURE SM4-K-J 約36,630円 コンデンサー 1インチ デュアル あり クランプマウントのみ ボーカル・楽器(アクセサリー別途)
Audio-Technica AT2035 約16,000〜18,000円前後 コンデンサー ラージ シングル なし ショックマウント・ポーチ ボーカル・ポッドキャスト
Audio-Technica AT4040 約42,000〜45,000円前後 コンデンサー ラージ シングル なし ショックマウント・ケース ボーカル・高音質収録
SHURE SM7B 約55,000〜60,000円前後 ダイナミック ラージ シングル 内蔵シールド XLRマウント 配信・ポッドキャスト・ナレーション

※価格はすべて参考値です。最新価格は各ショッピングサイトでご確認ください。

注意

コンデンサーマイク(SM4・AT2035・AT4040)を使うには、ファンタム電源(+48V)に対応したオーディオインターフェースが必要です。SM7Bはダイナミックマイクなのでファンタム電源は不要ですが、ゲイン(音量増幅)が大きいインターフェースを推奨します。


競合モデルと詳しく比較:SM4はどこが違う?

SM4 vs AT2035:価格帯が違うが音質の差も明確

Audio-Technica AT2035は実売1万円台後半のコスパに優れたモデルで、宅録入門機として非常に人気が高いマイクです。

島村楽器のレビューによると、AT2035とSM4では「音質の違いが分かりやすく、SM4の方がより解像度が高くなる印象」とのこと。価格差が約2〜3万円あることを考えると、その差は納得できる部分です。

AT2035がおすすめな人: できるだけ初期費用を抑えたい・まず宅録の感覚を試してみたい初心者

SM4-K-KIT-Jがおすすめな人: 最初から一定以上のクオリティを求めたい・セット一式を揃えたい人

SHURE SM4-K-KIT-J

SM4 vs AT4040:同価格帯の直接ライバル

AT4040はAudio-Technicaのラインナップの中でも評価の高いモデルで、SM4と価格帯が近いことから最も直接的な比較対象となります。

島村楽器の比較では「AT4040よりSHURE SM4の方が低音域に量感があって、柔らかくナチュラルな音で歌にも楽器にも使いやすい印象」と述べられています。一方でAT4040はよりフラットでモニター的なキャラクターとして知られています。

ボーカル・ナレーションで暖かみのある自然なサウンドを求めるなら: SM4
フラットで客観的に音を捉えたい、楽器録音メインなら: AT4040

SM4 vs SM7B:コンデンサーかダイナミックか

SM7BはSHURE自社内でSM4と比較されることもあるモデルですが、SM7Bはダイナミックマイクです。コンデンサーマイクとダイナミックマイクの主な違いは感度と用途にあります。

  • コンデンサーマイク(SM4): 感度が高く繊細な音まで拾う。楽器の倍音や声のニュアンスを豊かに録れる。部屋の反響音も拾いやすい。
  • ダイナミックマイク(SM7B): 感度がコンデンサーより低く、部屋鳴りを拾いにくい。配信やポッドキャストに向いている。

防音・吸音設備が不十分な自宅でも比較的扱いやすいのはSM7Bですが、ボーカルや楽器の細かいニュアンスを録りたいならSM4の方が向いています。


初心者向け:SM4-K-KIT-Jを使うために必要なもの

オーディオインターフェースは必須

コンデンサーマイクのSM4は、マイク本体だけでは音を録音できません。マイクからの信号をパソコンに取り込むためのオーディオインターフェース(音の変換機)が必要です。選ぶ際は「ファンタム電源(+48V)対応」と書かれているモデルを選んでください。

定番の入門機としてはFocusrite Scarlett 2i2(第4世代)やYAMAHA AG03MK2などが挙げられます(各メーカー公式サイトでご確認ください)。

XLRケーブルも忘れずに

SM4とオーディオインターフェースを接続するためのXLRケーブル(3ピンのマイクケーブル)も必要です。KIT-Jには含まれていないため、別途購入しましょう。

マイクスタンドも準備しよう

KIT-Jに付属のショックマウントは、別売りのマイクスタンドに取り付けて使います。テーブル上で使うならデスクマイクスタンド、立って歌うなら床置きのストレートスタンドを選ぶと便利です。

ポイント

SM4-K-KIT-Jは「マイク周辺のアクセサリー」はセットになっていますが、オーディオインターフェース・XLRケーブル・マイクスタンドは別途必要です。最初の総予算として+2〜3万円程度を見込んでおくと安心です。


こんな人にSM4-K-KIT-Jはおすすめ

こういう用途・目的にマッチする

SM4-K-KIT-Jは特に以下のような方に向いています:

  • ボーカル録音・弾き語りをメインにしたい人: 低音に量感がありナチュラルなサウンドが得られるため、歌声に馴染みやすいキャラクターです
  • ナレーション・音声配信をしたい人: デュアルダイアフラムによって距離変化による音質ブレが少なく、一定のサウンドを保ちやすいです
  • YouTubeやSNS動画にも使いたい人: 463gの軽量コンパクトなボディで、スタイリッシュな見た目は動画映えします。サンレコのレビューでも「YouTube、Instagram、TikTokなどの動画配信にも最適」と評価されています
  • Wi-Fiルーターやスマートフォンが多い自宅で使う人: RFノイズシールドにより、現代の自宅環境特有のノイズ問題に対応できます
  • アクセサリーを一括で揃えたい初心者: バラバラに買うより手間がなく、セットでコストを抑えられます

まとめ:SM4-K-KIT-Jは宅録初心者の「最初の一本」になれる実力派

この記事のまとめ
  • SHURE SM4-K-KIT-Jは、ショックマウント・ポップフィルター・キャリングケースがセットになった宅録向けコンデンサーマイク(公式価格税込¥49,500)
  • デュアルダイアフラムで録音中の音質ブレ(近接効果)を抑え、安定したサウンドが得られる
  • RFノイズ干渉シールドがWi-Fi・スマートフォン環境の多い自宅録音に対応
  • AT2035より高解像度、AT4040より低音域に量感がある柔らかくナチュラルなサウンドキャラクター
  • ボーカル・ナレーション・楽器収録・動画配信と多目的に使える
  • 別途必要なものはオーディオインターフェース・XLRケーブル・マイクスタンド
  • 「最初から一定のクオリティで揃えたい」初心者に特にオすすめ

マイク選びは「どこで使うか・何を録るか」で最適解が変わります。SM4-K-KIT-Jはその両方に対して非常にバランスよく答えを出せるモデルです。予算が許すなら、アクセサリーをバラバラに揃える手間も省けるKIT-Jを選ぶのが、初心者には賢い選択といえるでしょう。

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参考・出典

本記事は、上記の公開情報をもとに作成しています。価格・仕様は変動するため、購入前に各公式サイト・販売店で最新情報をご確認ください。

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この記事を書いた人

DTM歴1年、趣味でピアノとDTMをやってます!主に作っているのはポップスとR&B。使用環境はDAWがFender Studio Pro8、オーディオインターフェースにMOTU M4、モニタースピーカーがYAMAHA HS3、ヘッドホンはYAMAHA HPH-MT8、MIDIキーボードはArturia MiniLab 3です。自分が初心者として実際に使ってきた機材やソフトを、これからDTMを始める人の目線でわかりやすく紹介していきます!

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