「Omnisphere 2(オムニスフィア2)って名前はよく聞くけど、初心者が買っても使いこなせるの?」という疑問を持つ方は多いはずです。確かに定価約8万円以上する高価なシンセ音源(ソフトウェア型の楽器)なので、購入前にしっかり特徴を知っておきたいですよね。この記事では、Omnisphere 2の機能・価格・向いているジャンル・他の人気シンセ音源との比較まで、DTM初心者の方が「自分に合うかどうか」を判断できるよう丁寧に解説します。
Omnisphere 2とはどんなシンセ音源?
Spectrasonicsというメーカーについて
Omnisphere 2は、Spectrasonics(スペクトラソニックス)というアメリカのソフトウェアメーカーが開発した、フラグシップ(最上位モデル)のシンセサイザー音源です。Spectrasonicsは1994年にロサンゼルスで作曲家のEric Persing(エリック・パーシング)氏によって設立されました。同社が展開する製品ラインナップは以下の4種類です。
- Omnisphere 2:多ジャンル対応のシンセサイザー音源
- Trilian(トリリアン):高品位なベース音源
- Stylus RMX(スタイラス):グルーブ・ループ特化のドラム音源
- Keyscape(キースケープ):大容量ピアノ音源
製品数こそ少ないものの、どれも「他の追従を許さないクオリティ」として世界中のプロミュージシャン・作曲家から高く評価されています。
Omnisphere 2の基本スペック
Omnisphere 2の主なスペックは以下のとおりです(公式仕様・参考情報より)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プリセット数 | 14,000以上 |
| オシレーター波形数 | 500種類以上 |
| 内蔵エフェクト数 | 58種類 |
| インストールサイズ | 約56GB |
| 対応形式 | VST / AU / AAX |
| 定価(税込) | 約85,800円(参考情報より)※最新価格は公式サイトでご確認ください |
「プリセット(あらかじめ作られた音色)」とは、シンセサイザーの設定をそのまま保存したもの。プリセットを選ぶだけで即座にプロクオリティのサウンドが鳴らせます。
Omnisphere 2の主な特徴・魅力
14,000以上のプリセットで音作り不要
Omnisphere 2最大の武器は、その膨大なプリセット数です。開発者のEric Persing氏が「これらのプリセットを使い尽くすのに一生かかる」と発言したほど。カテゴリー・タイプ・ジャンルごとに整理されており、プリセットを選ぶだけで即戦力のサウンドが手に入ります。
特に一般的な評判として、以下のカテゴリーが充実していると言われています。
- パッドサウンド(広がりのある持続音)
- FX・テクスチャ系(ノイズや環境音的なサウンド)
- モノシンセ系(リードやベースに使う単音シンセ)
- ウェーブテーブル系サウンド(波形を変化させながら使う音色)
Sound Match機能で目的の音をすぐ探せる
14,000以上のプリセットから目的の音を探すのは大変そう…と思いますよね。そんなときに便利なのがSound Match(サウンドマッチ)機能。現在選んでいるサウンドと「似た音色」を自動で検索・提案してくれるため、理想の音にどんどん近づけることができます。
58種類の内蔵エフェクト
シンセ音源とは別に、58種類ものエフェクト(音に効果を加える機能)が内蔵されています。歪み系・モジュレーション系・空間系(リバーブ・ディレイ)・フィルター系など一通り揃っており、外部のエフェクトプラグインを別途購入しなくても音作りの幅を広げられます。
高度なシンセシスエンジン
プリセットを使うだけでなく、以下のような高度な音作り機能も搭載されています。
- グラニュラーシンセシス(音を細かい粒に分解して再合成する技術)
- ウェーブテーブル合成(波形を連続的に変化させて音を動かす手法)
- FM/リングモジュレーション(音同士を変調させてアグレッシブなサウンドを生成)
- ポリフォニックLFO(音ごとに独立した音量・ピッチの揺らぎを設定できる機能)
プリセットを選ぶだけでプロクオリティのサウンドが即使えるため、音作りが苦手な初心者でも楽曲制作に活用しやすいのが大きな魅力です。
初心者が知っておくべき注意点
ファイルサイズが大きくPCスペックが必要
公式仕様・参考情報によると、Omnisphere 2のインストールサイズは約56GB。これはかなり大きなサイズで、SSD(高速ストレージ)への保存が推奨されます。また、メモリ(RAM)や処理速度への負荷も高めとされており、「1音使っただけでCPU負荷が気になる」という声も見受けられます。
Omnisphere 2を快適に使うには、RAM 16GB以上・SSD搭載のPCが推奨されます。古いPCや低スペックPCでは動作が重くなる可能性があるため、事前にシステム要件を公式サイトで確認してください。
「個性的な音が多い」という点も知っておこう
参考情報にある通り、Omnisphere 2のプリセットは「シンプルなピアノ」「オーケストラ音源」を求める用途には向いていないという評価も見受けられます。
「DTM初心者の方や総合音源を求めている方にはオススメできません。ひとクセあるプリセットが多く、シンプルなピアノが欲しい・ストリングスが欲しいといった要望にはあまり応えてくれません」(参考情報より)
シネマティックな雰囲気、エレクトロニック、チルアウト、劇伴(映像・ゲーム音楽)といったシンセサイザーらしいサウンドが活躍するジャンルに特に強いと評価されています。
ピアノやアコースティックギターなどの生楽器サウンドをリアルに再現したい用途には、専門の音源(KeyscapeやBFD等)の方が適しています。
他の人気シンセ音源との比較表
Omnisphere 2を購入すべきか迷っている方のために、同価格帯・競合の人気シンせ音源と客観的に比較しました。
| 製品名 | 開発元 | プリセット数 | 容量 | 定価目安 | 得意ジャンル | 初心者向け度 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Omnisphere 2 | Spectrasonics | 14,000以上 | 約56GB | 約85,800円 | シネマティック・エレクトロ・劇伴 | ★★★☆☆ |
| Serum | Xfer Records | 〜450(拡張可) | 約1GB | 約21,000円前後 | EDM・ダンス・シンセリード | ★★★★☆ |
| Massive X | Native Instruments | 〜700 | 約1.5GB | NKS+サブスク対応 | テクノ・ベースミュージック | ★★★☆☆ |
| Pigments | Arturia | 〜700以上 | 約4GB | 約15,000〜20,000円前後 | マルチジャンル・音作り学習 | ★★★★☆ |
| NEXUS 3 | reFX | 2,000以上(拡張可) | 18GB〜 | 約20,000円〜 | EDM・ポップス | ★★★★★ |
※価格はすべて目安です。セール時や購入先によって異なります。最新価格は各公式サイト・販売店でご確認ください。
Serumは音作りの仕組みを視覚的に学びやすいため「音作りを学びたい初心者」に人気。NEXUS 3はプリセットを選ぶだけで完成度が高く「すぐに曲を作りたい初心者」に向いています。Omnisphere 2はその中間〜上位に位置する「プロ御用達の多機能機材」という位置付けです。
Omnisphere 2はどんな人に向いている?
こんな人にはおすすめ
- ゲーム・映画・アニメなど劇伴(映像音楽)制作に挑戦したい人
- チルアウト・アンビエント・エレクトロニックなどシンセが前面に出るジャンルを作りたい人
- 音作りに時間をかけずプリセットをそのまま使いたい人
- 将来的にプロを目指しており業界標準ツールを使いたい人
- 個性的・実験的なサウンドデザインに興味がある人
こんな人には別の選択肢も検討を
- まだDAW(音楽制作ソフト)の操作に慣れていない完全な初日スタートの人
- ピアノ・ストリングスなどアコースティック楽器の音をメインで使いたい人
- 予算が限られていてまずは安価な選択肢から始めたい人
- PCのスペックがRAM 8GB以下などの低スペックな人
Omnisphere 2の価格・購入方法
定価とセール情報
参考情報によると、Omnisphere 2の定価は税込約85,800円(Omnisphere 1からのアップグレードは約42,000円前後)となっています。
セールについては、平均して25%前後の割引が見られ、最大30%オフになることもあるとされています。ただし30%以上の大幅割引はあまり期待できないとのこと。「30%オフのセール時」を購入の目安にするとよいでしょう。
最新の価格・セール情報は必ずSpectrasonics公式サイトでご確認ください。
購入できる場所
Omnisphere 2はダウンロード版ソフトウェアのため、主に以下で購入できます。
- Spectrasonics公式サイト
- 国内正規代理店(Rock oN Company等)
- Amazon・楽天市場(パッケージ版・正規品)
SpliceなどのサブスクリプションサービスではOmnisphere 2は現時点で分割購入に対応しておらず、購入ボタンを押すとSpectrasonics公式サイトへ誘導されます。公式または正規代理店からの購入を推奨します。
Amazon(パッケージ版)での価格チェック
物理メディア版(USBドライブ版)はAmazonでも取り扱いがあります。最新の販売価格はこちらからご確認いただけます。
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初心者がOmnisphere 2を使いこなすためのヒント
まずはプリセットをひたすら聴いてみる
最初からゼロで音作りしようとせず、まずは14,000以上のプリセットを片っ端から試聴してみることをおすすめします。カテゴリーをざっくり「Pads(パッド)」「Leads(リード)」「Bass(ベース)」「FX」などに絞って探すと、目的の音を見つけやすくなります。
Sound Matchを積極的に活用する
「この音に近い音がほしい」と思ったら、Sound Match機能を使って類似プリセットを自動検索しましょう。膨大なライブラリの中から効率よく理想の音色を見つけられます。
アルペジエーター(自動演奏機能)で曲のアイデアを広げる
Omnisphere 2にはアルペジエーター(鍵盤を押さえるだけで自動的にメロディーパターンを演奏してくれる機能)が搭載されています。MIDIキーボードでコードを押さえるだけでリズミカルなフレーズが生まれるため、作曲のアイデアが広がりやすいです。
- Omnisphere 2はSpectrasonics製のフラグシップシンセ音源。14,000以上のプリセットと500種類以上の波形を搭載
- 定価は約85,800円(税込)。平均25〜30%オフのセールを狙うのがおすすめ
- 劇伴・チルアウト・エレクトロニック・シネマティックジャンルに特に強い
- ピアノ・オーケストラなどアコースティック系音源としては不向き
- インストールサイズ約56GBと重いため、RAM 16GB以上・SSD搭載PCが必須
- 音作りが苦手な初心者でもプリセット活用でプロクオリティのサウンドが即使える
- 完全初心者にはSerumやPigmentsなど安価な選択肢から入るのも賢い戦略
まとめ:Omnisphere 2は「一生使える音源」
Omnisphere 2は決して安くはありませんが、プロの音楽制作現場でも長年にわたって使われ続けている「業界標準」とも言える存在です。劇伴・エレクトロニック・シネマティックな音楽を目指す方にとっては、一度手に入れれば長期間活用できる非常に価値の高いツールです。
一方、「まだDAWの操作に慣れていない」「予算を抑えたい」という方は、まずはより手頃なシンセ音源(SerumやPigmentsなど)から始めて、音楽制作に慣れてきたタイミングでOmnisphere 2へステップアップするという順序も賢い選択肢です。
最新の価格・仕様・セール情報は必ず公式サイトでご確認のうえ、ご自身のジャンル・PC環境・予算に合った選択をしてみてください。
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参考・出典
本記事は、上記の公開情報をもとに作成しています。価格・仕様は変動するため、購入前に各公式サイト・販売店で最新情報をご確認ください。

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